こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

一部の地域ではまだ突然雪が降るといったこともありましたが、それでも暖かい日が増えてきましたね。

『三寒四温』という言葉がまさにピッタリです。

先日、東京の靖国神社にあるソメイヨシノも開花を迎えたというニュースが報道されました。

皆さんの住む地域でも近いうちに薄紅色の花がいっぱいに咲く光景が見られるのではないでしょうか。

今回はそんなサクラの花についてのお話です。

日本では4月の年度変わり前後に咲くことから、新年度への旅立ちやスタートを飾る花・・・というイメージですが、並木道にある数多くの花が同じような時期に一斉に咲き、散っていく理由はなんでしょうか?

鑑賞用の花として品種改良され、街を歩いていて一番多く見かける品種が上記にもあるソメイヨシノです。

日本の各地で見られるソメイヨシノは自然に増えていったものではなく、もともと1本の木だったものを接ぎ木(他の木にソメイヨシノの枝を差し込み、生殖させた)で増やして人間があちこちに運んで行ったものです。

なので、すべての木のDNAは同じ・・・クローンということになります。

同じDNAを持つ木であるからこそ、同じような環境にあれば自然と咲くタイミングも散るタイミングも同じになるのですね。

また、サクラの木は腐りやすく、もしも傷などをつけてしまうととても枯れやすいです。

お花見などに行き、『花がきれいだな』と思っても木から枝を折ったりすることは絶対にやめましょう!

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