こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今回は小学生に送る国語の文章の読み方のアドバイスです。 前回、物語文の場面分けについてお話しましたね。 今回は論説文、随筆文の場面分けについてです。 

論説文はほとんどの場合、文末に筆者の最も伝えたい意見や主張が書かれています。だから特にその部分はしっかりと読み込むことが必要です。 文章が短いものなら一気に読むことも可能ですが、入試に出るような長いものになると、物語文以上に文章を場面ごとに区切って内容を把握していかないと、何について述べられているのか混乱してしまいますね。

典型的なパターンとしては、

一般論 → 疑問・問題提起 → 筆者の意見・主張

という順番で書かれますが、

問題提起 → 筆者の小意見・主張

が何回か繰り返され、最後にそれらをまとめた結論としての大意見・主張が書かれるという形もあります。

一般論、疑問・問題提起、筆者の意見・主張を区切っていくのですが、その手助けとして接続詞に注目です。「たとえば」や「いわば」と書いてあればそこには具体的な例があげられています。具体例は話をわかりやすく説明するために書かれているので、話の骨子となる部分ではありません。 逆に「要するに」「つまり」「すなわち」以降には結論やそこまでの話をまとめた文章が続きます。ここが一番読み取るべき内容になってくるわけです。 

随筆文の場面分けは論説文より簡単です。筆者の体験と感想・意見を分けてみればいいのです。なんだかこれならできると思えませんか。前向きな気持ちでチャレンジしてみま しょう。

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