こんにちは。個別指導グノリンクの「リンクペディア 3分コラム」を読んでくれてありがとうございます。
グノリンクには東京大学を目指す生徒が多く通塾しています。
東京大学合格に向けて、東大に合格する人がしている勉強の工夫を紹介していこうと思います。
今回ご紹介するのは、勉強時に集中するための方法ではなく、集中するための方法を見つけるための方法、です。
インターネットで検索をすれば、集中力を保つための方法がわんさか出てきます。どれも基本的には、これをやると集中できるよ、とあなたに教えてくれます。
しかし、東大に合格した生徒たちが苦労していたことを振り返って見えてきたのは、人間はそんなに単純ではないらしい、ということです。すなわち、どの生徒に対してもいつでもうまく行く集中力の方法なぞ存在しなさそうなのです。同一の生徒でも、科目やその日のコンディション、自習室で隣り合った生徒の態度など、様々な要因によって集中力が変動しているようです。
しかも、自分の集中力がどのような要因によって左右されるかは、実際にある時ある場所ある状況で勉強してみないとわかりません。集中できていない自分に出会って初めて、自分の集中力を乱す要因が何かを判別できる可能性がでてくるのです。
そして、勉強がうまくできている生徒は、自分が集中ができていない時に、その場で何が原因かを考えて、その場で改善している生徒です。逆に、集中ができなくて勉強ができませんでした、と報告をする生徒は、よくない状況にあると考えられます。
このような状況を考えると、生徒に対して教えるべきは、どうすれば集中できるかではなく、どうすれば集中するための方法を自分で見つけられるか、でしょう。
では、その場で自分が集中できていない原因を見つけるためには何が必要でしょうか。それは集中力を乱しうる要因を知ることです。これを知ることで、一つ一つの要因に着目しながら変更すべきものを考えることができます。
次回の記事では、要因として注目すべきことを紹介していきます。