こんにちは。個別指導グノリンクの「リンクペディア 3分コラム」を読んでくれてありがとうございます。
この記事では、東大や医学部、早慶等の難関大学を目指す受験生に役立つ情報をご紹介をします。

受験生の皆さんは、もう志望校の過去問を解きましたか?
夏休みに集中的に解いた人、まだ実力がついていないから手をつけていない人、学校の授業で扱っているから自分では解く予定がない人……様々なケースが想定されます。
今回はどのケースの人であっても役に立つ過去問の取り組み方についての疑問に答えていきたいと思います。

1.いつから取り組めばいいの?
結論から言うと早ければ早いほど良いです。力がついていないからと言って、直前期まで過去問に取り組まない人がいますが、これはとても危険です。大学によっては、偏った分野の出題がなされている事があります。このことに気づかずに、出題されにくい分野の対策に多くの時間を割いたり、頻出分野の対策に時間を割けなかったりすると非常に不利になります。また、出題形式を知らずに学習を行うのもとても危険です。例えば、基本的に私立大学の多くはマーク式で試験を行っていますが、医学部や早慶等の難関大学では、東大等の難関国立大学の記述問題と大差ない、本格的な記述問題を出題するケースがあります。このように、早めに過去問を解いていれば気づけたはずのことを気づかずに学習を進めてしまう可能性があるので、過去問に早めに取り組み、効率的に学習を行うことが重要です

2.何年分くらい解けばいいの?
これには2つのケースがあります。
1つ目のケースは、第1志望校の過去問についてです。これは解けるだけ解いておいた方が良いです。理由としては、表面上の違いはあれども、基本的に大学側が受験生に問いたいことは一貫しています。(学校の統廃合や学部・学科の再編成のような大きな改変がない場合に限ります。)ですので、その大学の今までの出題を知ることが、何よりもその大学の対策につながると言えます。
2つ目のケースは、併願校の過去問についてです。もちろん、多く解けば解くほどその大学の対策になるので、なるべく多くこなすことが望ましいです。ただ、併願校の対策に時間を割き過ぎてしまうと、第1志望校の対策が疎かになってしまう可能性もあります。このようなことは避けなければなりません。ですので、併願校の合格点から逆算した時に、第一志望校の対策を行うだけで合格点を十分確保できそうであれば、1〜2年分程度を時間を計って解くくらいにしておき、なるべく併願校の対策を行わないようにします。ただ、第1志望校の対策では対処できない問題を得点する必要がある場合は、併願校の過去問で、その部分だけ集中的に数年分こなす等の対策を行わなければなりません。場合によっては、併願校の選び直しの必要も出てくる可能性も出てきます。以上のように、第1志望校の対策と併願校の対策では過去問の扱い方が大きく変わってきます

これからの時期は、残された時間をいかに有効に使えるかで、合否が大きく変わってきます。ですので、過去問を通してご自身の志望校合格に一歩でも近づけるように、この記事を役立てていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もぜひ読んでくださいね。