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今回は「順天堂大学医学部 化学」の対策についてです。
最近の出題傾向について
まず、理科全体についての問題形式はマーク式と記述式があり、2科目で120分、得点は200点となっています。化学について、大問は2つの構成で、Ⅰはマーク式、Ⅱは記述式となっています。さらに、Ⅰの問題は3つの問題に分かれています。他の医学部と比べると、量は非常に多く、難易度はやや易やや難の出題です。
全体を通して理論、無機、有機分野が満遍なく出題されており、Ⅰは1つのテーマについて様々な角度から問われるものになっています。Ⅱについては記述式の設問で、客観式の出題が多い私立の医学部の中では珍しい傾向です。
対策について
まず、時間配分についてです。順天堂大学の医学部の理科はとにかく量が多いので、いかに得点できるもののみを選んで解き進められるかが勝負の分かれ目となります。本番で合格点をとるための対策は2つあります。
1つ目は典型的な難問を含む問題集を繰り返し、息の長い計算や、複雑な設定について説明している問題文に慣れ、一度見た問題は必ずすぐに解けるように鍛えるという対策です。
次に、2つ目については、問題の取捨選択の練習です。自分の苦手分野を把握しておき、得点出来なさそうな分野をどんどん飛ばしていけるようになりましょう。このために時間を測って過去問を解き、もっと効率の良い方法はなかったか?と振り返ると良いでしょう。
次に、記述問題についてです。答えの数字や構造式を答える問題に答える際には、普段ノートに問題を解くときに書いているものをそのまま再現すれば十分です。
ただ、理由を問う問題については、普段答案を書く機会が少ない可能性があるので、次のことを意識すると良いです。まず答えのキーワードとなる用語を選定し、化学的な側面から理由を答えます。もしこれだけで文字数が足りなくなる場合は、さらにその化学現象の原因となっている物理的な側面について説明を行います。
基本的にこの流れで説明を行えば、得点しやすくなるでしょう。