こんにちは。リンクぺディアの3分コラムを読んでくださってありがとうございます。
今回の記事から、英検と並んで中高生に人気のあるTEAPについて、お伝えしていきたいと思います。
今回は、リーディングを取り上げていきます。
語彙
TEAPは大学での授業や学生生活を想定して作られているので、アカデミック(学術的)な語彙や専門用語が一部使用されてはいますが、だからといって必要以上に身構えることはありません。問題集を解きながら慣れることができる程度です。必要な対策をしておけば、十分高得点も狙えます。
テンポよく解く
TEAPでは計60問を70分で解きます。60問を70分で解くというのは、英検2級や準1級と比較しても多いです。英検では、時間不足になることは少ないですが、TEAPは時間配分に注意しなければならない試験といえます。
テンポ良く解くための方法として、次のような工夫ができるでしょう。
1.本文ではなく、まず設問に目を通す
設問に先に目を通しておけば、どのような情報に注目して読むべきかがわかります。これを念頭に置いて本文を読みましょう。
2.本文にタイトルがついている場合には、タイトルもチェックする。
意外とタイトルをチェックしていない中高生が多いです。しかし、タイトルには、①本文が何についての文章なのか、②どのような主張をしようとしているのか、といった情報が含まれています。これを見逃す手はないでしょう。
ただし、上記のような工夫をしても、純粋に英文を読むのが遅ければ時間は足りなくなります。普段の学習時から、正確に速く読むことを意識しましょう。
図表の読解も求められる
TEAPでは、英文を正確に速く読む能力に加えて、表やグラフなど図表を読み取る能力も求められます。英検では英文しか出題されないので、TEAPでは図表を読み取ることに慣れておかなければなりません。
図表が含まれる問題は、

①タイトルから何についてのグラフ・表なのかをつかむ

②縦軸・横軸や割合などが何を表しているかをつかむ

③図表の細かい数値などについてはいったん無視、特徴があるところは少し気にしておく

④設問で問われていることについて、図表と選択肢を照らし合わせて正解を選ぶ

という手順で解くのがよいでしょう。
③については、選択肢を照らし合わせるときに細かく確認します。
その他の設問については、英検とほとんど変わりません。同様の学習で対策できます。
次回はTEAPのリスニングを取り上げます。