こんにちは。リンクぺディアの3分コラムを読んでくださってありがとうございます。
今回は、TEAPと英検の比較記事の第5弾、スピーキング編その2です。
それでは、前回の続きのPart3から見てみましょう。
Part3 1つのテーマに沿ったスピーチ
Part 3 では、スピーチを求められます。準備時間やテーマの難易度の差はありますが、英検1級の面接でも出題される形式です。緊張してしまいますが、ポイントを守って冷静に取り組みましょう。
構成としては、エッセイでよく見られる「賛成or反対の主張→根拠・理由→結論」でOKです。ポイントは以下の通りです。
1. 最も大切なことは「相手に説得力のある意見を述べる」こと
スピーチは長ければ長いほどよいわけでもなく、短いからと言ってダメ、というわけでもありません。上記の構成を守り、説得力のあるスピーチになっているかどうか、に注意しましょう。
また、準備時間は30秒と決まっていますが、発表については、原則、途中で強制終了させられたり、続きを早く言うように促されたりすることはありません。
2. 様々なテーマに意見を持っておく
TEAPの場合、与えられるトピックの難易度に少し差があります。すぐに意見が浮かびそうなものもあれば、考えても難しそうなものもあります。普段から様々なテーマに対して、主張と理由・根拠を持つようにしましょう。また、英検準2級や2級のライティング問題のトピックもとても役に立ちます。
3. スコアアップを狙うなら、「結論」と「主張」は言い換える
主張と結論は全く同じ文でも問題ありませんが、スコアアップを狙うなら言い換えましょう。言い換えのテクニックとして、「能動態・受動態の態の言い換え」「”It is ~ for 人 to do.” の構文に言い換える」などがあります。
Part 4 Q&A
おそらく、多くの受験者にとって最も難しいパートと言えるでしょう。なぜなら、トピックの幅がPart 3以上に広く、Part 3 と違って意見を考える準備時間がないからです。
質問形式は、ほとんどがYes / No 疑問文です。Yes / No であったり、I (don’t) think so. などを使って、自分の立場を必ず表明するようにしましょう。
対策としては、Part 3 や英検とも似ていますが、英検のライティング問題などを使用して、様々なテーマについての予備知識をつけておくことが重要です。その際、模範解答などの意見を丸暗記するのもよいのですが、できれば自分の意見を考えてみることをお勧めします。自分で考えたほうが英文をそのまま覚えやすく、忘れにくくなります。また、細かいところを忘れてしまっても、応用が利くようにもなります。
TEAPは現在、英検に比べて受験できる回数が少ないですが、練習を重ねて試験に挑むことで、目標とするスコアは必ず達成できるでしょう。
全5回にわたってお送りしてきましたTEAPに関する記事ですが、今回で終了です。
お疲れ様でした。ありがとうございました。