こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

前回に続き、「0のわり算」についてのお話です。
A:0「で」わる→ ●÷0
B:0「を」わる→ 0÷●
前回Aについてのお話をしましたので、今回は Bの0「を」わる→ 0÷● のわり算について考えていきましょう。

0÷●を前回の①②の問題文と同じ形にしてみます。

1「アメが0個あります。4人に同じ数ずつ配るとひとり何個もらえるでしょうか?」
2「アメが0個あります。1人5個ずつ配ると何人に配れるでしょうか?」

おやおや?そもそも配るアメがないですね・・・。
前回はわり算はかけ算を逆にしたものという考え方を使って考えました。
こちらもかけ算にしてみましょう。
0÷4=□ は □×4=0
0÷5=□ は 5×□=0 (ひとつ分×いくつ分=全体)
この□に当てはまる数字は分かるでしょうか?
今回はきちんと当てはまる数字があります!
□=0 なので0÷●は必ず0が答えになるのです。
0個のアメは配っても0個だし、誰にも配れないというイメージですね。

まとめると、
A:0「で」わる→ ●÷0 →答えがない
B:0「を」わる→ 0÷● →答えは必ず0になる
ということです。

ではちなみに、0を0でわるとどうなるのでしょうか?(0÷0)
0÷0=□ は □×0=0
□に当てはまる数字は・・・
なんと、何でもいいのです!□に何を入れても必ず□×0=0になります。
なので、0÷0は答えが決まらない(不定)ということです。

ちょっと不思議な「0のわり算」のおはなしでした。数字って面白いですね!

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