こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
今回は『つるかめ算』についてお話しします。
面積図で解いている人が多いと思いますが、なぜ次のような式で答えが求められるのか意味を考えてみましょう。

【問題】
つるとかめが合わせて6匹います。足の数は全部で20本です。このとき、かめは何匹いますか。
(*つるとかめは本来数えるとき単位がちがいますが、今回は匹で統一します。)


【解答】
 式: (20-2×6)÷(4-2)=4匹
 答え: 4匹

先に言うとポイントが2つあります。仮定と変身です。
では、この式の意味を解説していきます。

まず、6匹すべてつると仮定します。すると、足の数の合計は、
2本×6匹12本
となります。本当は20本あるはずです。
20-128本
より、あと足が8本足りません。
このちがいの理由はもちろん6匹すべてつるではなく、かめが何匹かいるからですね。
ここでつるを1匹かめに変身させます。かめは足が4本なので、つるの2本の足にあと 4-22本 付ければかめに1匹変身できます。今、足を8本増やす必要があるので 8÷24匹 変身できます。
つまり足りなかった8本の足はつるをかめに変身させるための材料ということです。
これよりこの4匹は変身したかめとなります。
これを1つの式で行うと、
(20-2×6)÷(4-2)4匹
となります。
また仮定したものではなく、このように変身した数(この場合かめの数)が先に求められます。つるかめ算では求めたいもののもう一方のものにすべて仮定すると、求めたいものが先に得られます。
どうですか。わかりましたか。
この考え方は他の問題にも利用できますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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