こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
以前、つるかめ算の式の意味をお話ししましたね。
今回はそのつるかめ算の考え方を使った解き方を紹介します。
つるかめ算では一方にすべて仮定し、変身をして解きましたね。この考え方を使って次のような問題を解いてみます。
【問題】
問題:40円切手と70円切手を合わせて33枚買ったところ、70円切手を買った金額が40円切手を買った金額より990円多くなりました。40円切手を何枚買いましたか。
【解答】
(70×33−990)÷(70+40)=12枚
この式の意味を説明します。
この問題もつるかめ算と同じように33枚すべて70円切手と仮定します。
すると、70円切手を買った金額と40円切手を買った金額の差は、
70×33−40×0=2310円
実際の金額の差は990円だから、差をあと、
2310−990=1320円
縮める必要があります。
そこで70円切手を1枚40円切手に変身させます。
すると縮まる金額は70円減って40円増えるのですから、縮まる金額の差は、
70+40=110円
となります。
よって、70円切手を40円切手に変身できる枚数は、
1320÷110=12枚
となり、40円切手を12枚買ったことがわかります。
気がついた人がいると思いますが、何となく弁償算に似ていますね。特に差で割るところが引き算ではなく足し算になるところなど。
このように、つるかめ算と同じように仮定と変身を使って解く問題もありますので、この考え方を覚えておいても損はないと思います。
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