こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

算数の特殊算のポイントシリーズ、【つるかめ算~発展編~】です。
今回はつるかめ算がどういった問題に使えるのかを考えてみましょう。

つるかめ算は、
①2種類以上の比べるものがある(1箱あたりの数が違うクッキーの量、2種類の速さ、など)
②①のものの合計数が分かっている(クッキーの箱の数、進んだ時間の合計、など)
③全体の量の合計が分かっている(クッキーの枚数、進んだ距離の合計、など)
④1種類あたりの量が知りたい

こういった際に役にたつ解法だということが分かってきたでしょうか。
つるかめ算の「もし全部○○だったら?」を使うことで、このような問題も解けます。

問:コインを投げて表が出たら20点もらい、裏がでたら10点引かれるというゲームで、15回コインをなげて180点になりました。このときコインの表は何回出ましたか。

比べるものは「表(20点もらえる)」と「裏(10点引かれる)」、2種類の合計が15回、全体の点数の合計が180点、知りたいものは表の回数ですね。
もし全部が表だったら、点数は 20×15=300(点) です。
300−180=120(点) それよりも下がっていますね。
一回表が裏に変わると、20点もらえずに10点引かれてしまいます。
2010=30(点) 変わってくることになります。(足し算になる部分に注意してください!)
よって裏になった回数は 120÷30=4(回) なので、表の回数は10−4=6(回) です。
この問題は、裏の時にマイナスになるので面積図にはしにくいですが、いままでと同様の式で解けることをおさえておきましょう。

3回にわたって扱ってきたつるかめ算のお話もこれで締めくくりになります。
文章題への苦手意識を少しずつ失くしていきましょう!

(763文字)