こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今回のコラムは算数についてのお話です。

グノリンクで小学生のみなさんとお話をしていると、「算数の○○が嫌!苦手!」というお話にもいくつかのパターンがあるように見受けられます。

①「場合の数」や「規則性」「数の性質(約数・倍数)」といった数字感覚が必要な問題が苦手
②「つるかめ算」「ニュートン算」「速さ」「損益算(割合)」など文章題が苦手
③「平面図形」や「立体切断」など、ややひらめきが必要な図形問題が苦手
④複雑な四則計算や途中作業で特に間違いやひっかかりが多く、理解と点数が結びつかない
もちろん悩みは人それぞれですし、これ以外にもいろいろな苦手があるかと思いますが、大きく分けるとこの4つのパターンが際立っています。

問題をひとつひとつ見てみれば、これらは解くときに求められている能力が違うのですが、点数や偏差値だけで見てしまうと全部まとめて「算数が苦手」となってしまいがちです。

もし単純に中学受験だけが目的であれば、「苦手な部分はそこそこにして、他のところで点数をとろう!」というのも立派な戦略です。
最近は様々な形態の試験ができてきていますが、まだ多くの入試は「1回のテストで合計点が上の方から順に合格」というシステムです。苦手な部分にこだわって時間をさき過ぎるよりは、できるところで確実に点を取る練習を積み重ねたほうがいいこともあります。

それでも、「中学で数学になったときにつまづきたくない!」「入りたい中学の頻出な単元に苦手があるから、少しでもできるようになっておきたい!」というみなさんに、せめて「苦手」が「普通」になってもらえるよう、もう少しこの4パターンについて考えてみましょう。

(『算数の苦手を克服したい!②』に続きます)