こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今回のコラムは算数の苦手についてのお話の続きです。

まずは「場合の数」や「規則性」「数の性質(約数・倍数)」といった数字感覚が必要な問題が苦手という人に向けてのアドバイスです。

これらの単元は特につまずきが多く、逆に言えばこれらがきちんと解けるようになれば、思考力タイプの問題もじっくり考えられるようになります。
考え方のとっかかりが見えにくく、何を聞かれているのか、今自分が何を計算しているのかをイメージしにくい問題が多いです。

大事なことは、

①問題の本質を掴むこと
②全体の流れを見据えて計算や書き出しなどの作業に当たること
③間で確認をいれられるよう書き方を整理してとりくむこと

です。

やみくもに取り組んでも時間を使うだけで正しい答えにたどり着くことは難しいため、先に解答までのおおまかなルートを頭に描きましょう。
今まで自分が取り組んできた問題の中で、どの問題に近い解法なのかを考えるのもいいですよ。

もちろん、思いつかないときは書き出しやあてはめをすることも立派な手段です。ですが、そうして答えを出した後に、「それを式にするとどうなるのか」は必ず考えてみてくださいね。また、小問が(1)(2)のようにわかれている問題では、(1)が(2)以降の解法の誘導になっていることも多いので、応用問題ではそのような点も注目してみてください。

一見バラバラに見えるような数字の並びでも、問題を作った人が考えた意図や、させようとしている作業があります。
自分で規則を見つけて式を作り出していく力などは数学にも通じてくるので、中学校以降に向けたトレーニングにもなります。少しずつ練習していきましょう。