こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
合格力判定サピックスオープンや四谷大塚の合不合テストとは別に、入試そっくりに作られた学校名のついたテストを受けた6年生の皆さん、手応えはどうでしたか?
学校別サピックスオープン[開成]の国語を振り返ってみましょう。
開成のスタンダードな出題パターンは物語文プラス説明文・資料・詩など、多岐にわたる分野からの出題で、問題数が異常に多いわけではありませんが、なにしろ全部記述式で、文章の長さもしっかりありますので、やはりかなり手強いテストです。
今回の物語文は重松清の作品で、クラスメートからいじめられる主人公が立ち向かう強さを取り戻す話でしたね。
読むこと自体はそれほどひっかからないと思いますが、問二(緊迫した気持ちのなかでお母さんと呼びかける「僕」の気持ち)や、問四(いじめっこの松谷に「自分達は友達なのか?」と問いかける「僕」の気持ち)など、物語全体の流れをおさえつつ主人公の気持ちを読み取る問題は難しかったと思います。なんとなくぼやっとした感情としてはわかっても表記することはまた別のハードルですね。
心情がつかめてもそれを適切な言葉で的確に伝えるには文章力や語彙力が必要です
問四の答えは
「自分を脅しお金をまきあげようとする松谷は本当の友達ではないとはっきりすることで」
「言いなりになっていた弱い自分を変えようと思ったから。」
というように、方法→行動(心情)という図式で考えると書きやすいのではないでしょうか。
また説明文の問三は「問題として間違っている」ということを自分なりの具体例をあげながら表現しなければなりません。
このような初めて出会うような問題にしっかり取り組むためにも 1⃣は30分、2⃣は20分という配分を念頭に本番で力を発揮しましょう!
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