こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
さて、6年生の皆さんは受験に向けた最後の追い込みを進めているかと思いますが、この時期に再確認をしておいて欲しい分野に社会や理科で出題される「時事問題」があります。
サピックスに通っている皆さんは「サピックス 重大ニュース」を持っているかと思います。サピックス以外の塾に通っている皆さんも、時事問題についての本が塾で配られるか、購入することになると思います。
2021年入試用のものに目を通してみると、新型コロナウイルス関連の話題が多くなっていますが、それ以外のニュースも多く掲載されています。比較的最近の出来事については覚えていても、特に今年の前半に起きた出来事については、皆さんが忘れてしまっているものも多いのではないでしょうか。
時事問題の出題が多い学校を受験する場合、既に対策を進めている人も多いでしょう。しかし、時事問題があまり出題されていない学校を受験する予定の皆さんにも、時事問題の本は一通り目を通して欲しいと思います。
時事問題の出題が少ない学校を受験する場合でも、この分野・単元の出題は多いというものがあれば、その内容を中心に重大ニュースを一読しておきましょう。時事問題という形で出題していなくても、リード文に時事問題についての話題が書かれていることや、中学校の先生が問題作成時に時事問題の内容を参考にしている可能性が非常に高いことが理由です。
また、近年の入試問題では写真や図などの出題も非常に多くなってきています。今年の内容の写真については普段使用している教材で確認することは難しいため、この機会にまとめて確認してしまいましょう。
また、新型コロナウイルスについては、非常に多くの分野に影響が及んだため、関連事項や派生事項が非常に多くなります。複数分野の問題が混ざって出題されている学校で取り上げられた場合、問題の幅が広くなる可能性があるため注意が必要でしょう。
また、理科の入試問題でも時事問題を題材にした出題が見られる学校は多く存在します。天体(今年は部分日食がありました)や気象など、入試問題の題材として考えられる分野の話題も多く存在するため、そういった分野の確認として利用することもできます。
時事問題という視点から、複数単元の内容を効率よく再確認することができます。これまで勉強してきた知識を他の事項と関連付け、少し違った聞かれ方をしても答えられるようにしていきましょう。
(1,048字)