こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
さて、6年生の皆さんは12月のサピックスオープンをはじめ、入試前最後の模試が近づいてきました。本番まであと少し、体調管理もしっかりしつつ、入試当日は朝早くから行動することになるので早寝早起きの習慣をしっかり守っていきましょう。
残りの日数も少なくなってきて、「過去問がまだまだ進んでいない・・・」とか、「あの単元もこの単元も再確認しなきゃ・・・」といった悩みも出てきていると思います。今回のコラムは、その悩みとは少し違った方向から、皆さんへのアドバイスをしたいと思います。
先程挙げた悩みは『自分の理解が抜けている部分の補強』を図るものです。入試では各教科の合計点で合格が決まることを考えると、現時点で苦手にしているもので、自分の志望校に出題される可能性がある内容については優先的に再確認を進めていくべきでしょう。
しかし、入試合格には『自分が持っている力を出しきることができるか』という側面も重要になってきます。過去問では合格点を超えていたけれど、当日ものすごく緊張してしまって残念ながら力が出せなかったという人が毎年います。
自分がこれから通う学校が決まる試験、どうしても緊張はしてしまうでしょうが、その中でも自分の力を出し切れるようにするための方法の1つに、「普段の生活からできるだけ入試当日に近いスケジュールで行動してみる」というものがあります。
午前入試の学校では、8:30前後から試験が始まる学校も多く存在します。皆さんはその時刻には全力で入試問題に取り組む必要があるのです。起きる時刻が遅くなった場合、頭がまだ働いていない状態で試験に臨むことになってしまいます。これではせっかくの実力をフルに発揮することは難しくなってしまいます。
入試当日は、朝起きたら計算の確認と漢字の練習をすることで、頭のウォーミングアップと緊張ほぐしをすることをおすすめします。そして、それがきちんと準備運動になるように、日頃から朝に計算・漢字の確認を行い、頭を目覚めさせてほしいと思います。
計算練習には毎日しっかりと取り組むことでスピードと正確性をさらに高めるという効果もありますが、入試当日に皆さんが全力を尽くす助けとなる効果もあります。
練習は本番のように、本番は練習のように。自分の実力を出し切るために、入試当日を意識した行動を心がけていきましょう。
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