こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
サピックスに通っている小5の皆さんは算数で流水算・通過算を勉強した頃かと思います。
最近、グノリンクに通ってくれている生徒さんの様子を見てみると、このあたりの単元で「問題が長くて式がうまく作れない・・・」という悩みをよく耳にします。
今回はそんな生徒さんに向けてのアドバイスです。
流水算・通過算はどちらも、問題の状況が複雑になりやすい単元です。これらの単元を苦手にしている場合、その理由は生徒さんによって異なってきます。
考えられる主な理由としては、
考えられる主な理由としては、
・図をかこうとせず、頭の中だけで考えている
・実は旅人算の理解が不十分である
といったところが挙げられます。
特に暗算が得意な生徒さんの場合、計算が頭の中で進むことが多いため、時間・速さが複雑に変化する問題ではそれぞれ思いついた計算を進めていった結果、何がわかっていてここから何を出せばいいかが判断できない状況になっていることがよくあります。
それを防ぐために、基本的な話になりますが、少しでも悩んだ問題は「図をかいて目で状況を確認する」ことを徹底するといいでしょう。
こういった話をすると、「図のかき方がわからない・・・」という相談を受けることがあります。流水算・通過算の問題で図が上手くかけない場合、旅人算で図をかいて解くことができるか確認してみることをおすすめします。
図の書き方は少々異なりますが、図をかいたあとにどの部分に注目すれば解くことができるかという点においては旅人算と流水算・通過算では同じ部分も多いため、図をかいたあとの処理の練習も兼ねて、旅人算の問題を図をかいて解いてみることをおすすめします。
状況がわかる部分が距離または時間の和なのか差なのか、その判断を図を使って練習していくといいでしょう。
また、今後の単元でも和に注目するか差に注目するかの判断が難しい場合、図でかいてみると判断がしやすくなる単元が続きます。
皆さんの学習カリキュラムは以前に学習した単元と関連している内容が非常に多くなっています。
そのため、今の時期の単元が難しいと思った場合、以前に学習した内容の基本的な解き方が身についているかの確認もしていくといいでしょう。
自然と組分けテスト対策にもなりますし、受験に向けて穴がある単元が減っていくので、6年生の勉強に上手くつなげることができます。ぜひ確認してみてくださいね。
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