こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
2月からスタートする新学年のクラス分けのために、ほとんどの大手塾では1月中にテストが行われたと思います。「いつもより難しかった!」という感想を耳にします。範囲のない実力テストですし、1年間の集大成のテストだったのですからみなさんが難しく感じても仕方ないのかもしれませんね。
サピックス新5年生(現4年生)の新学年入室・組分けテストは1️⃣漢字2️⃣知識3️⃣説明文4️⃣物語文 といういつも通りの構成でした。
2️⃣の知識では慣用句と品詞の問題が出ました。
慣用句の問題は穴埋めで、動物の名前をひらがなで書く問題でした。案外このような指示を見落とすこともあるので要注意です。「蜂(はち)の巣をつついたような騒ぎ」を他の言葉でいうと「上を下への大騒ぎ」になります。どちらも混乱している様子が想像しやすいですね。
3️⃣説明文問四は、弱い生き物が群を作るニつ目の理由の説明が書かれているところを本文からぬき出す問題でした。
一つ目の理由はー線②のすぐ後ろに「一つには」と書かれていますが、「二つ目には」「もう一つは」という言葉はありません。
その代わりに「一方」という接続詞の後ろにもう一つの理由が書かれているので、これを見つけた人は迷いなく選ぶことができたでしょう。本文の内容的にも比較的わかりやすかったのではないでしょうか。
4️⃣物語文では問六の選択肢問題をみてみましょう。
プールの時間に先生の指示に反した上にクラスメートとトラブルをおこした透子が、先生に謝罪する祖母の声を聞きながら涙を滲ませる場面での気持ちを問われています。それぞれの選択肢の中から書かれていない部分に×を付けていきます。ア失望させてしまった イ手伝えそうにないことがさびしい エ仕事ぶりを目の当たりにしてなさけない ということは本文からは読み取れません。いっきにウが選べた人も、残りの選択肢のどこが違うのかはおさえておくべきですね。
テスト直しを済ませたら、新たな気持ちで新学年の授業に臨みましょう。

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