こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
さて、1月入試も真っ只中、一喜一憂することも多くなると思います。
第一志望校の入試がこれからという皆さんは最後の追い込みを進めていると思います。
これまでに行われた入試の算数の問題を見てみると、当然ながら学校によって難易度や形式の差はありますが、「まずは与えられた条件に従って試してみる」→「その結果や考え方を利用して後半の問題を解く」というタイプの問題が目につきます。
典型的な小問集合などを出す学校でも、そういった問題が後半に出題されている学校も見受けられ、「これまで見たことがない状況でも条件に従って試行し、その結果について思考する力」については、近年重要度が上がってきている印象を受けます。
これは、今年度からの大学入試での共通テストの形式がそのような力を求めるものになっていることも理由の一つです。この傾向は2月入試でも見られるでしょう。
6年生の皆さんは、1月入試で受験した問題の解きなおしをしておくことを強くお勧めします皆さんが解いた問題と同じ単元や似た状況の問題が出題される可能性もありますし、問題文の状況が理解できていれば解けたという問題もあるからです。
これまで皆さんは志望校に合格するために沢山の努力をしてきたと思います。あともう一押し、実は問題文をよく読めばあと5点取れるという状況で、しっかりと取りきるために頑張っていきましょう。
5年生の皆さんは、現時点で志望校の今年の問題を解く必要はありません。
6年の夏以降のタイミングで過去問を解き始めることになると思いますので、今は1年後に合格点を取るために基礎固めをしておきましょう。
これまでの2021年度入試の問題の中で印象に残ったものとして、西大和学園の算数大問3を紹介します(問題文が非常に長く、ここに載せきれないので検索してみてください)。
皆さんも学校などで触れる機会が増えてきたプログラミングを題材にしています。状況説明・例示が2ページ程にわたるため、一見難易度が非常に高いように見えますが、問題を解くために必要な知識としては非常に基本的な内容です。
小4・小5の皆さんも十分取り組める内容になっているので、「初見の状況で与えられた状況から考えていく」問題の練習としてはいい問題ではないかと思います。時間があるときに解いてみて下さい。

(1,002字)