こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
皆さんが算数の授業を受けているとき、先生は黒板やホワイトボードに解説をかいてくれると思います。
教室で授業を受ける時も、オンラインで受ける時も書いてくれた解説をメモすると思いますが、「板書をメモすることで精一杯で、解説を聞く余裕がない」といった悩みを聞くことがあります。今回は、そんな皆さんへの解決法です。
さて、皆さんの先生が問題を解説するとき、どのような順番で話を進められるでしょうか。
塾やクラスによって違いはあると思いますが、いきなり式をかくのではなく、問題文の確認や注目ポイントについて話をすると思います。
先生によっては問題文に線を引かせたり、気を付ける点について書き込みをするように指示することもあるでしょう。
この部分は板書ではなく、口頭でされることもありますが、絶対に聞き逃さないようにしましょう。
次に、考え方や使用する公式について解説がなされると思います。この部分は確実にメモしておきましょう。
重要なポイントについては色を変えて板書してくれることが多いですが、ここで注意してほしいこととして、「授業中はあまり多くの色を使いすぎない」ことが挙げられます。
授業中にメモをとるときに、どの色を使うかで悩んでしまい、結果メモが遅れてしまう人をよく見ます。たくさんの色ペンを使って書いたほうが見栄えは良いですが、そこに気をとられてメモができなくなると本末転倒です。
算数の授業では赤ペン・青ペン+図形の色分け用にあと1色くらいあれば充分でしょう。
考え方や公式の確認が終われば、式を実際に立てて解説されると思います。「途中式を一部省略する」のも1つの手です。
最初の式は正確にメモしないと話が分からなくなってしまいますが、途中の計算を細かく書いてくれている場合、板書をノートに写すときは途中経過を一部省略して書き、解きなおすときにその途中の計算を自分で再現してみる方法を試すといいでしょう。
集団授業の解説はクラス全員に向けたものです。皆さんが既に理解している話も含まれますが、逆に正解した問題でも皆さんが知らない解法や考え方が取り上げられることも多くあります
ただ間違えた問題の板書をひたすら写すのではなく、知らなかったことを貪欲に吸収するつもりでまとめていきましょう。

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