こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

関東も梅雨入りし、ジメジメした日が続いています。
気圧の変化による頭痛や体調不良が起きやすい時期なので、みなさんも体に気をつけて過ごしてくださいね。

さて、今日はカタツムリについてのお話をします。
この時期よく見かける生き物ですが、見れば見るほど不思議な形です。
カタツムリは簡単にいえば、「陸にいる巻き貝」です。
「ナメクジに殻をつければカタツムリ」なんて思っている人はいませんか?
カタツムリは卵から生まれますが、生まれたときから殻を背負っています。そして、あの殻の中には内臓が詰まっているので、殻がなければ生きていられません
ナメクジはカタツムリとご先祖が同じですが、狭いところに潜り込んだりするため体の中に内臓を収める形に殻を退化させています。
似てはいますが、それぞれ別の生き物なんですよ。

カタツムリは、「でんでんむし」「マイマイ」と呼ばれることがあります。
「でんでんむし」は、「つのだせ♪やりだせ♪あたまだせ♪」の童謡のように、触覚を出し入れする様子から名前がつけられたようです。(「出る出る」→「でんでん」)
「マイマイ」はざっくりと言うと、カタツムリの属する分類の名前です。
実はカタツムリというのは種族としての正式な名前ではなく、「マイマイ」と呼ばれる生物の一部を「笠に似た貝」という意味でカタツムリと呼ぶようになった、愛称のようなものなのです。

雨の日にカタツムリを見つけたら、そっと観察してみてはいかがでしょう。