こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

さて、6月も下旬に差し掛かってきました。6月下旬といえば、そう!夏至がやってきます。
夏至ってなに?という人のために簡単に説明すると、夏至の日とは、

「(北半球で)1年で最も太陽が出ている時間が長い日」

です。太陽が出ている時間が長いということはその分昼の長さが長くなるので、夏至の日は1年で最も昼が長い日ということができます。南中高度という言葉を使うと、「太陽の南中高度が1年で最も高くなる日」になります。

ところで、2020年の夏至は6月21日(日)ですが、昨年の夏至は6月22日でした。その他の春分・秋分・冬至の日でも起きる現象なのですが、日付が年によってずれることがあります。国民の祝日の中には曜日を固定して日付を変えているものもありますが、夏至は曜日が決まっているわけではありません。実際に夏至の瞬間がずれているのです。これって、不思議に思いませんか?

その理由は、1年の長さにあります。皆さんは「1年ってどれくらいの長さかな?」と聞かれたら、「365日か366日」と答えるのではないでしょうか。実際には、地球の公転周期は現在の暦で365.25日ほどであることが知られています。365日と約6時間になりますね。この6時間が影響して、夏至の日がずれていくのです

しかし、この計算を続けていくと夏至の日は後ろにずれ続けるように思われますが、実際にはそうはなりません。これにはうるう年が関係します。4年に1度のうるう年を挟むと夏至の日が前にずれるため、夏至の日は6月21日または22日に収まることがほとんどになるのです。

ちなみに、今年の6月21日には日本全国で16時過ぎから部分日食も見られるそうです。日本で夏至の日と日食が重なるのは約370年ぶりだとか。日食自体も今後しばらく見られないそうなので、是非見てみることをお勧めします!

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