こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今回は太陽系のあまり知られていない惑星の話、第二弾です。
天王星海王星についてお話ししたいと思います。

天王星は太陽からは平均約28億7500㎞離れていて赤道の半径は25559㎞もあります(地球の赤道半径は6378㎞です)。見た目はきれいな青い色をしています。
天王星の最大の特徴としては自転軸が98度も傾いていることです。ですから天王星は横に倒れてコロコロ転がるように太陽の周りを公転していることになります。

天王星は地球のように金属や岩石などからできているのではなく、水、氷、アンモニア、メタンなどからできています。天王星が青く見えるのは、この水、アンモニア、メタンなどが赤い色を吸収し青の色を反射するからです
大気は水素やヘリウムなどで表面の平均気温は約-200℃です。太陽からかなり離れているので公転周期は84年もあります(春がきて再び春がくるのに84年かかるということです)。人間の一生とほぼ同じ長さですね。
そして天王星は横に倒れて自転しているため、いつも北極か南極が太陽の方に向いています。その結果昼の長さは42年、夜の長さも42年という一日(?)になります。
もし天王星で日没に生まれると42才になるまで夜なので太陽を見ることができません。

海王星は太陽からは平均約45億km離れていて、赤道の半径24764kmです。天王星よりも更に遠いところにある惑星です。そのため、表面の平均気温は-220℃にもなり極寒です。
中心部は鉄やニッケルなどからできていて、その上に水やメタンの氷などがあり、さらにその周りを水素やヘリウムなどがおおっています。
見た目は天王星ととてもよく似た双子のような惑星ですが、天王星よりも濃い深い青い色をしていてきれいな惑星です。
大きな特徴としては海王星の表面ではものすごい速さで風が吹いていてその速さは時速約2000㎞です。音の速さや飛行機(旅客機)の速さの約2倍の速さの風です。
とてもじゃありませんが仮に海王星まで行けたとしても降り立つことなどできません。
降りた瞬間に吹っ飛びますね。