こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は工作についてのお話です。

最近の図工(図画・工作)は昔に比べると授業時間が減ってきて身近なものを手作りで作る「工作」をする機会が減ってしまっています。算国理社だけでなく他の科目も楽しくまた役に立つことを考え、やってみてはどうでしょうか。

別段、売り物になるようなものや芸術作品を作ろうというのではなく身近なものを使って箱を作ったり色を塗ったりという程度から始めるのがいいかと思います。
目的があったほうが作りやすいと思うので「これがあったら便利だな」と思うものを作ってみると便利さももちろん嬉しいですが「自分の手で作った」満足感もかえがたいものがありますよ。

100円ショップが身近に増えてきていますので材料の入手にはあまり不便ではありませんが、あえて廃品利用のほうが近年の流行であるSDGsに対応できていいかもしれません。

プラモデルを作ったり、家具や小物を組み立てたり、作業している物の組み立てやパーツの接着(糊付け、テープ止め含む)などの動作は、空間的イメージを作る上で机の上で教科書を眺める以外の立体図形の感覚の練習として役に立つと思います。

工作をお勧めするもう一つの理由が「道具」です。ある目的のための道具をきちんと使うために説明書を読んだり、経験者や先生から使い方を聞いたりして「切る」「削る」「磨く」などの目的を達成し、使いこなせるようになることが一つの成長と言えるのではないでしょうか。

道具を一つ使えるようになると今度は違う道具も練習によって使えるようになり、どんどん経験が積まれてゆくと作れるものも増えてきます。これは実に楽しいことです。

工作は夏休みの宿題だけでなく普段もしてみるといざ自由研究などをするときにも練習が役立つかもしれませんね。