こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は岩石についてのお話です。
岩石は大きく2つに分けられ、流れる水の働きで川の土砂が海に降り積もって重なってできた「堆積岩(たいせきがん)」と、火山の働きによって作られた「火成岩(かせいがん)」があります。今回は火成岩についてお話します。

火成岩のなかで地下の深いところでゆっくり冷えて固まったものを「深成岩(しんせいがん)」、地表近くで急に冷えて固まったものを「火山岩(かざんがん)」といいます。

深成岩の中で色の白いものから黒いものの順にいうと「花崗岩(かこうがん)」「閃緑岩(せんりょくがん)」「斑糲岩(はんれいがん)」です。

火山岩の同じく白いものから黒いものは「流紋岩(りゅうもんがん)」「安山岩(あんざんがん)」「玄武岩(げんぶがん)」です。
安山岩と玄武岩以外は漢字で書く必要はありません。かなで大丈夫です。(かこう岩など)

その覚え方は「新幹線は刈り上げ」と覚えます。

成岩 こう岩 せんりょく岩 んれい岩
山岩 ゅうもん岩 んざん岩 んぶ岩

さて、玄武岩の「」という字ですがこれは何を表すでしょうか?
玄を使った熟語といえば「玄米(げんまい)」「玄人(くろうと)」などですね。玄米の反対語は白米、玄人の反対語は素人(しろうと)ですね。玄は白米の白の反対なので玄米は「まだ色が残っていて白くない」という意味で「」を表していて、玄人の方が素人に比べて道具などが使い込んであり黒っぽくなっていることから玄人は「プロフェッショナル」その道に長くいる人で、素人は「アマチュア」新人さん ということから玄人の玄も「黒」という色を表します。
このことから玄武岩の色も黒い色をしていて、そこからあんざん岩、りゅうもん岩の順に色は白くなってきます。

このように覚え方の表の右側が黒く(有色鉱物が多い)、左側が白っぽい(無色鉱物が多い)ということが一つの表と語呂合わせで覚えられます。
岩石のことから国語の漢字につながるのも勉強の面白いところですね。