こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

春の新学期シーズンになりました。いろいろと慌ただしい日々ですが、なるべく毎日のペースを変えずにリズムを保って暮らしてみましょう。

さて、今回からしばらくは算数の特殊算のポイントシリーズを隔週でお届けいたします!

特殊算とは、つるかめ算や植木算、旅人算などの「○○算」と呼ぶものをまとめてそのように呼びます。

今回のテーマは【和差算】です。

和差算というと次のような問題が基本ですね。

問1「りんごとみかんが合わせて10個あり、みかんはりんごより4個多いです。

りんごとみかんはそれぞれいくつありますか。」

(答えはりんご3個みかん7個です、どちらが多いか読み取りによく注意してください!)

ではこちらはいかがでしょう。

 問2「1個70円のりんごと1個30円のみかんを合わせて10個買うつもりが、りんごとみかんの数を逆に買ってしまったので、予定より160円高くなりました。はじめに予定していた金額を求めなさい。」

これって和差算?と思うかもしれません。

試しに図にしてみましょう。

予定より値段が高くなったことから、予定では安いみかんの方が多かったことが分かります。

オレンジ色の丸がみかん、赤色がりんごです。

図にしてみると、値段の変化はみかんとりんごの数の「差」の部分(下二重線のところ)で起きていることはわかるでしょうか?

りんごは1つあたりみかんより40円高い、そして差の部分は160円高くなることから、りんごとみかんの数の差は 160÷40=4(個) ということが分かります。

おや?りんごとみかんが合わせて10個、そしてみかんはりんごより4個多く買う予定だったということは? 

問1と同じ問題になりましたね!

りんご3個みかん7個を買う予定だったとわかるので、予定していた金額は 70×3+30×7=420(円) です。

和差算はその名の通り「和」と「差」に注目して取り組む問題です。具体的な数値が出ていなくても、このような形で「差」に注目ができるということをぜひ覚えておいてください!

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