こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
中学受験を考えている小学生に送る国語の文章の読み方のアドバイスです。
みなさんはどんなことわざ・慣用句をしっていますか?
ことわざには昔から伝えられてきた人々の生活の知恵、格言や教訓が含まれており、慣用句は日常の行動や様子を比喩的にあらわすときに使います。また慣用句には目・手・腹・足など体の部位を使ったものも多いですね。
今回は少し難しい慣用句をおさらいしてみましょう。
・生き馬の目を抜く
・一目置く
・岡目八目
・猫の目
・目から鱗が落ちる
・目から鼻に抜ける
・目と鼻の先
・目には目を歯には歯を
・弱り目に祟り目
・目端が利く
・鼻で笑う
・木で鼻をくくる
・鼻を明かす
・目鼻をつける
・合いの手を入れる
・足をすくわれる
・舌先三寸
・取り付く島もない
読み方や意味はわかっているでしょうか。あやふやなものがあったらすぐに調べて見てください。そしてただ言葉を知っているだけでなく、上手くそれを使って文章にしてみる力が大切です。辞書やことわざ・慣用句の4コマ漫画などで例文もチェックしておきましょう。また同じような意味の違う言い回しもおさえておくといいですね。
例えば、「木で鼻をくくる」の意味は冷たい態度を取ることですが、同時に「素っ気ない」という言葉に言いかえることもできます。
「鼻を明かす」は相手の不意をついて驚き慌てさせることですから「一泡吹かせる」「一杯食わせる」と同じ表現ですね。
一つのことを表すのに、これほど豊かな表現方法があるところが日本語の面白さです。
手に余るなんて言って手をこまねいていないで、手が空いた時に手がけてみてください。
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