こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

今日は日本語の誤用や変化についてお話します。

正しくない日本語でも多くの人が誤用を使って広めてしまうとそちらの意味が本当の意味ではなくとも「一般的によく通じる」表現になってしまうことは昔からよくあります。

 

読みでも似たことが起こることがあります。

一例として「新しい(あたらしい)」という言葉ですが元来は「あらたしい」と読まれていました。「新た(あらた)」と読むことが知られていますがこちらが本来の読みです。「た」と「ら」が置き換わって「あらたしい」が「あたらしい」となりました。(これを「音位転換」と言います)ほかにも「山茶花(さざんか)」という花の名前ですがこれも元来は「さんざか」と漢字のよみからはわかるのですがそれから音位転換が起きて「さざんか」と読まれるようになりました。小さい子が「雰囲気(ふんいき)」を「ふいんき」と読んでしまうのも同じです。

 

定着してしまった地名もあります。「秋葉原(あきはばら)」ですね。漢字をそのまま読むと「あきばはら」となるはずですが入れ替わりが起きてそのまま定着してしまいました。

 

これを時代の流れに沿った「日本語の変化」と捉えるか「日本語の乱れ」と捉えるかは難しいところです。

 

これらの「音位転換」は日本語教育能力検定試験でも出題されたことがあるのでもしかしたら受験でも出題されるかもしれませんね。