こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。

今回はサピックスの国語の教材、デイリーサピックスAテキストについてのアドバイスです。

中学受験の集団塾の国語のテキストはどこの教材も漢字や文法など知識の学習と、物語文や論説文、随筆など長文読解の二つの分野で成り立っています。

サピックスの場合ははっきりテキストがAとBに分かれており、難関校を目指すみなさんは「やっぱりBテキストが大事でしょ?」と考えているかもしれません。

でも家庭学習ではAテキストの復習もぜひしっかりやってほしいと思います。

5年生以下の皆さんはまだ入試問題と言われても、いつもの塾のテストとどう違うのか、ピンとこないと思います。
学校によって記述で答える問題しか出ないところもあれば、記号選択で解答する問題がメインというところもありますし、物語文だけまたは論説文だけしか例年出題されない学校もあります。それでも国語の力をつけるためには長文を限られた時間内に読み切る読書力と共に基礎となる漢字やことわざ、慣用句、言葉の意味、敬語の学習が必須です。なぜならこの基礎力抜きに長文を一気に読み通すことはできないからです。

そういう意味でもAテキストの復習は疎かにしないでほしいものなのです。

とはいえ、Aテキストの復習にかける時間は基本的には30分で構いません。授業中に説明を受け解いている問題もあると思うので、間違えたところと、やり残した問題を解いてみましょう。漢字は熟語で例文が書かれているので声に出して読んで、最低一回は書いておきましょう。テストでど忘れした時になんとなく手の動きで思い出せることが案外ありますよ。

そして別の日に今度は漢字だけもう一度、二回目の欄に書いてみましょう。40問の熟語なので5分でできるはずです。

一人ひとり苦手分野も違いますし、他教科との兼ね合いもあるのであくまでも目安としての時間ですが、このぐらいの時間ならそれほど負担にならず目を通せると思うので、トライしてくださいね。

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