こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

国語の勉強の仕方がわからないという声をよく聞きます。漢字、四字熟語、慣用句、ことわざ…こんなに覚えたのにテストの問題が解けない。点数が取れない。それはなぜなのでしょうか?

それは、自分がどれだけ文章を正しく読めているのかを知らないからです。本文だけでなく、問題文についても同様です。何を聞かれているのかわかっていない場合があるからです。あるいは文章力、表現力に原因があるのかもしれません。

では、以下の文章を比べてみてください。

 

①  アオイさんはカレーも好き。

②  アオイさんもカレーが好き。

「は」と「も」の違いだけですが、①の文章のアオイさんには、「カレー以外にも好きなものがある」ということがわかりますね。②の文章では、アオイさんの前に「カレーが好き」と言った人がいるということです。

 

③  コウジくんでさえできた。

④  コウジくんでさえできなかった。

この違い、言語化できますか? ③では、コウジくんができるならば他の人もやすやすとできるだろうという意味合いです。④では、優秀なコウジくんにも歯が立たないほどの難問らしいということが伝わってきます。

このニュアンスの差を生み出すもの、それが【助詞】です。ふだん、会話でスッと流れてしまいがちですが、文章においては読み飛ばし厳禁。【助詞に注意!】です。