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今日は植物の名前を付けるときの決まりについてお話します。

 

植物の正式な名前は「学名」と言って国際命名規約にしたがって決められて登録されます。

イチョウについての命名についてはちょっとしたトラブルがありました。

イチョウといえば銀杏や公孫樹と漢字で書くことが多いですが、銀杏と書いて「ぎんきょう」と読みイチョウを示すこともあります。
これは「ぎんなん」と読むと食用にもなるイチョウの実のことですが、イチョウの学名はこの音読みをした「ぎんきょう」をローマ字表記にしたものが登録される予定でした。

ところが「ginkyo」(もしくはginkio)と書くべきところを「ginkgo」と書いてしまいこの「ginkgo」が正式名称として登録されてしまい、現在もそのままとなっています。そして決まりとして変更することはできないという決まりあります。

植物学の命名では発見者の名前をつけられることが名誉とされるのですが、ある仲の悪い植物学者AとBが珍しい植物を探して名前をつけることで競り合っていました。
命名は「早いものがち」で先に登録された名前が正式な名前になるという決まりがあるため、学者Aはあまり大したことのないありふれた植物の登録名としてBの名前をつかって登録したということがありました。

 

なおイチョウは東京都の木とされています。東京都のシンボルマーク(都章ではなく)としてある緑のイチョウの葉のようなマークですがあれはイチョウではないそうです。