こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。今日は【音読】についてです。

音読するって、高学年でも効果があるの?

そう思った人に、ぜひ知ってほしいことがあります。みなさんは正しい音読のやり方を行っていますか? スラスラ読めているから大丈夫…いえいえ、その慢心こそが大きな落とし穴なのです。

小学生のうちは、音読の際に同じテキストを二人(以上)で見ていることが大事です。一人が読み、一人が同じ文章を見ながら聞いている状態を作ることをオススメします。

スラスラ読んでいても「おばさん」を「おばあさん」と読んだり、長文になると省略して読む、なんてこともままあるのです。音読は読む人と見る人の双方がいるからこそ、正しく読んでいるかが分かるのです。

また、音読をすると内容が頭に入ってこない、という声もよく聞く話です。耳から得る情報と目から得る情報がバラバラになっていると、こういった状況になりがちです。これを克服するにはやはり訓練が大事です。

有効な方法としては、音読をした後に「どんな登場人物がいたのか」「どんな話の内容だったか」をノートに【書き出すこと】です。

「思い出せない」自分のことを否定するのではなく、今の自分の情報収集力を客観視し、「思い出せるようになる」自分を育てていきましょう。

そして、次にすべきことは音読の再チャレンジです。何回か続けることで、少しずつ【音と文字】が頭の中で一致していくはずです。見た文字がどこのページのどのあたりだったのか、この場面は何ページのどこに書いてあるのか、すぐに思い出せるようになったら、しめたもの! この練習を積むことでみなさんは、すごい集中力も手にしているはず。たかが音読、と思うことなかれ!