こんにちは。個別指導グノリンクの 『リンクペディア 3分コラム』を読んでくれてありがとうございます。

この記事では休校期間中に自宅で学習するよう学校から指示を受けたけど、何を使って勉強すべきなのかがわからない方に向けた記事です。文法、精読、長文、英作文、リスニングとジャンル別に一冊ずつご紹介します。難易度としては全体的に「やや易しいから中程度」を想定しています。

文法

文法に関してはこちら、『英文法基礎10題ドリル』(駿台文庫 田中健一著)をお薦めします。文型→句→節という形で章立てがされているため、構造の観点から文法を再整理できます。言い換えれば、読解に生かしやすい形で文法を整理し直すことができます。この特徴を備えている問題集は稀有だと言って良いでしょう。問題も解きやすいため、自宅学習には適しています。

精読

精読に関しては、『世界一わかりやすい英文読解の特別講座』(KADOKAWA 関正生著)をお薦めします。「どのような表現を見た時に、どのようなことを考え、何を判断し、どう訳せば良いのか」が端的に書かれています。問題として提示されている英文は他の精読に関する本に比べると短いという特徴がありますが、逆にいうとそれが自宅学習に適している点です。

長文

長文に関しては、『全レベル問題集 英語長文』(旺文社 三浦淳一著)をお薦めします。全長文について、文構造の解説・ポイントとなる文法解説・全訳・語句の復習・ディクテーション問題が含まれているという盛り沢山の問題集です。解説も丁寧ですから、自分で学習するのに適しているでしょう。また、長文問題もレベルごとに適切な物ばかりが選ばれている点も秀逸です。レベルは1から6までありますので、自分に合ったレベルを選んで自宅で学習してみてください。

英作文

英作文に関しては、『大矢復 英作文講義の実況中継』(語学春秋社 大矢復著)をお勧めします。特にPart1がすばらしいです。高校生が誤りやすい文法的なポイントを解説しつつ、しかもそのポイントがはっきり出るような問題が選ばれています。結果として英文法の復習をしながら英作文を学べる参考書になっていると言えます。

リスニング

リスニングについては、『大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール』(KADOKAWA 関正生・土岐田健太著)をお薦めします。この本の特徴は、どうしたら英語を聞き取ることができるのかという観点と、どうやったらリスニング問題を解けるのかという観点の二つから書かれていることです。どちらの観点からも他の参考書からでは得ることができないような知識やコツを知ることができます。加えて本の冒頭に一ヶ月でこの本を終える場合のスケジュール例も載っているため、自宅学習には適しています。

いかがだったでしょうか。休校期間は勉強しない高校生と勉強をする高校生との間で差がつきやすい期間だと考えられます。ここでご紹介した本を使って、ライバルに差を付けてみませんか。