こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
いよいよ年度末が迫ってきましたね。
1月の頭に来年度に向けた実力テストがあった塾も多かったかと思います。
テスト範囲が決まっているテストに比べると、今までの習ってきたこと全てが範囲になるようなテストはあまり得点が取れない・・・という人も多いのではないでしょうか。
今回はサピックス高学年算数1月組み分けテストをみていきましょう。
新5年生・新6年生ともに、3⃣以降はいつもの典型題をもうひとひねりしたような形の読み取り力や発想力が必要な問題が多かったですね。
答えを出すまでにやらなくてはいけない手順がひとつ増えるだけで混乱してしまった人もいるかと思います。
普段頭の中で考えて答えを出してしまいがちな人は、そろそろ手を動かして順序正しく式や図を書いてまとめていくというクセをつけないといけないころです。
新5年生の5⃣、新6年生の6⃣は共に立体図形の中の「水そうにおもりを沈めていく」というタイプの問題が出題されました。
(新6年生の方はおもりではなく容器を沈めていく問題でしたね)
このタイプの問題は苦手とする子も多いです。「おもりを沈める」であれば沈みきるのかきらないのか、「容器を沈める」であればどこまで沈めれば容器の中に水が入ってくるのか、あるいはどこまで沈めると水そうから水があふれてしまうのか。
単純に体積の考え方だけではなく、想像力と、公式を覚えるだけで終わらず問題1問ごとにきちんと向き合い考える力が必要といえるでしょう。
よく水そうを平面化した図で解きますが、そのようなものを自分の力で書ききる力も大切ですね。
また、平面図形の発想の工夫なども出題されました。もし解法がパッとひらめかないものがあったとしても、とりあえず線でどこかを結んでみる・面積を出してみるなど、あきらめないで取り組む姿勢も必要です。
もし今の時点で点数がとれなかった人も、これから入試までに身につけなくてはいけないことがわかったのであれば一歩前進です。
解きっぱなしが一番もったいないので、解き直しをしながら次回のテストに向けて力をつけていきましょう!

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