こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

今日は中学受験での逸脱範囲問題についてお話します

最近は中学入試の理科で高校理科の範囲を問う問題が増えてきています。

例えば今年(2024年)の麻布中学の理科の入試問題では化学分析実験で使われることのあるNMR(核磁気共鳴法)という手法を使った化学物質の形を分析する方法について出題されました。

 

中学ではもちろん使うことはない大学の化学分析の手法についてなのですが、このような「難問」の対策は取れるのでしょうか?

逸脱範囲は対策として大学の理科や高度な医学などの小学生が学ばないものをあえて勉強したほうがいいかというとそういうことでは無いと思います。

 

前提となる説明文をしっかり理解してその上でどういう結果が導けるかを考えられるような人物を中学は要求していると思います。

 

つまり科学技術を説明されれば理解できるということを練習すればいいのです。

 

ただ、最新科学や新開発された技術などの

1 既存のものと比べてどのような優れたものなのか

2 それによって何がどのように変わるのか

について話せるように考えてみるといいと思います。

 

例えば先日(2024年2月17日)にH3ロケットの打ち上げが成功しましたが、

1について H2と比べてより安く作ることができるものとしてH3ロケットが開発されたこと

2について 今後宇宙ビジネスに日本が踏み出して行けること

が答えられればいいかと思います。

 

また毎年11月にノーベル賞の受賞者の発表がありますが、日本人受賞者がいるときは出題可能性も高いので研究内容を知っておいたほうがいいですね。