こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
「熱がある」と言ったら通常は「体温が普段より高い」ことから体調が悪いことを表しますが、理科では「物体の温度のエネルギーがある」と解釈することになります。
「じゃあ温度って何?」と聞かれたら「熱の量や暖かさや冷たさを度合い(数値)で表したもの」と表現できます。
物体の振動や運動をしているエネルギーが大きいほど温度は高くなります。物体を構成する小さな粒子が動いていて、それが激しく強くなると温度が高くなるということです。
(高校になると「エントロピー」とか「内部エネルギー」とかの量と習います)
物体の温度は日本などの多くの国で摂氏温度(せっしおんど)と言って「℃」で表します。
アメリカは華氏温度(かしおんど)の「℉
というとき、同じ温度でアメリカでは、
「今日は暑いなぁ。気温が86℉(ど)もある!」
というので、いきなり聞くと「大変な温度になっているのでは」と誤解することがあります。
国語で心の動きの表現でも「熱」を使う言葉がたくさんあります。たとえば「熱が入る」は気持ちや気合が入ること。「熱くなる」は怒りや興奮でわれを忘れること。「お熱を上げる」は人を好きになること(一方的にという感じ)など心の表現としても熱は表現に必要なもののようですね。