こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

腎臓について、入試問題に出題されている内容をもう少しお話ししたいと思います。予備知識として1日あたり原尿はおよそ150L、そのうち1.5Lは尿になり、それ以外の99%は再吸収されることは以前書きました。


今回は下の資料を使ってさらに考えてみましょう。

グルコースのように原尿中にあるものが尿中に0になっているものはどういうことでしょう。
これはすべて原尿から血しょうへすべて再吸収されたということになります。
では、たんぱく質のように血しょう中にはあるが原尿中にはないのはどういうことでしょうか。
これは糸球体で全くろ過されなかったといことになります。

イヌリンは全く再吸収されないという条件が与えられているとき、原尿中と尿中の量は同じということを理解して、尿の量から原尿などの量を計算する問題もあるので、この「原尿中と尿中の量は同じ」ということを覚えておくと計算がしやすくなると思います。

また、意外にも尿素は少しですが再吸収されていて、すべて尿になってはいません。
少し難しい内容になりましたが、また入試の前にチェックしておくといいと思います。