こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

今日は言葉の意味のズレについて考えていきましょう。

言葉は時代によって少しずつ意味や使われ方が変わってくることがあります。

本来の意味とは違った使い方をされることを誤用と言いますが、それが増えてきています。

例えば「あいにくの雨模様」と言われたとき、雨は降っているかどうかについてですがよく使われる誤用は雨が振りがちであるとか雨が降っていると言う表現と誤解されますが、本来は「雨が降りそう」という表現ということがあります。

誰かがお菓子を食べていると「ずるい!」と言って非難する人がいます。意味が間違っているようには感じませんか?

「ずるい」という言葉には相手が不正をして利益を得ている場合に使う言葉で、相手の状況や利益が「うらやましい」というときに間違えて使うことが多いようです。

 

「うそ」これも最近よく聞く間違った使い方ですが、会話の中で何かをいい間違えたときなどに「あ、今のウソ!」と言う事をよく聞きますが、「うそ」は真実と異なることを意図的に伝えることなので意図と異なる言葉や行動は「間違えた」と言うのが正しい表現で「うそ」というと悪意があるものと誤解を受けます。

 

言葉の誤用(本来とは異なる意味で使われてしまうこと)がよく取り沙汰されますが、言葉は少しずつ変わってゆくものではあるのです。しかし受験などテストで問われる場合は「誤用」を使ってしまうと失点してしまうので時代によって変わっていくものであっても「正しい用法」に注意して使い続けてゆくことがいいかと思います。